脊髄(ヒト、頚部)〈頚髄〉

A 脊髄硬膜
B 脊髄クモ膜
C 脊髄軟膜
D 白質
E 灰白質
F 中心管
G 歯状靱帯
H 前正中列
I 後中間溝
J 後外側溝
K  白交連

脊髄頚部(頸髄)で、標本には頸髄と脊髄髄膜(硬膜、くも膜、軟膜)、脊髄神経根糸、歯状靱帯が観察される。脊髄表面の溝は、前から順に前正中裂、前外側溝、後外側溝、後中間溝、後正中溝である。中心管を囲んで、H字形をした部分が灰白質で、前角、後角(底、頸、頭、膠様質、縁帯、終帯)、中間質からなる。白質は、前索、側索、後索(薄束・楔状束)に分けられる。白質には、有髄(および無髄)神経線維と神経膠細胞(星状膠細胞、小膠細胞、稀突起膠細胞)が観察される。

中枢神経に戻る