前立腺(サル)

A 前立腺石
B 平滑筋線維
C 腺上皮細胞
 
前立腺の上皮細胞は、単層円柱細胞が主で、多列円柱上皮のこともある。分泌細胞としての働きを持っていて、活動が盛んなときほど円柱の丈は高くなる。核上部に多量の分泌顆粒を持っているので、淡紅色に染まる。腺腔内には好酸性の顆粒状の分泌物と、それが濃縮したと考えられる前立腺石と呼ばれる同心円状の層構造を示す結石が見られる。高年齢になると石灰が沈着する傾向にある。腺上皮細胞の周りの間質の結合組織中には、多量の平滑筋が存在し、射精の際には収縮し、前立腺内の分泌物を尿道に排出するとともに、射精管からの精液の放出などにも関与する。

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