骨格筋 (ヒト縫工筋) 〈縦断〉

A A帯(暗帯)
I I帯(明帯)
Z Z線

骨格筋細胞の長さは数cmにも達し、中には10cmを越えるものもある。直径は、およそ10〜100μmである。
横紋は光の屈折の差異として認められるものだが、染色標本では、A帯が濃染し、I帯が淡染する。I帯の中央の細い線をZ線と呼び、A帯の中央には明るいH帯が細く見える。A帯は主に太い筋細糸(ミオシン)から構成される部位で、筋収縮、筋弛緩を通してその幅は変わらない。Z線とZ線の間が筋節(サルコメア)と呼ばれ、筋原線維の構成単位である。
核は骨格筋細胞内の周縁部に押しやられている。

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