骨髄 (ヒト)

A 脂肪細胞
B 前骨髄球promyelocyteまたは骨髄球 myelocyte
C 好酸性骨髄球eosinophilic myelocyteまたは好酸性後骨髄球eosinophilic metamyelocyte
E 赤芽球 erythroblast
F 巨核球 megakaryocytes

血液細胞の形成の概略

 赤血球の初期の前駆体である前赤芽球や好塩基性赤芽球basophilic erythroblast(両者の識別は大小以外に不可能)は、円形な核を細胞中央に持ち cytoplasmは淡い青灰色〜淡紫色に染まる。これらはさらに分化すると多染性赤芽球polychromatophilic erythroblastとなるが、このcytoplasm は淡い紫青色である一方、幾分 淡いオレンジ色にも染まる。さらに分化した赤芽球(正染性赤芽球)normoblastはいろいろな数の細胞集団を作り、濃紫青色に染まった小型の丸い核を持ち、 細胞質は薄いオレンジ色に染まる。この細胞が脱核した直後は、一時網状赤芽球reticulocyte(reticular cell細網細胞と混同しないこと)と呼ばれ、次 いで赤血球erythrocyteとなる。

 骨髄芽球myeloblast(about15μm)はやや偏在した卵円形の大きな核を持ち、cytoplasmは青灰色を呈する。さらに分化して前骨髄球 promyelocyteとなると、細胞全体も幾分 大きくなり、円形、卵円形あるいは腎臓形 reniformの偏在した核を持つ。この細胞が分裂・分化して特殊顆粒を産生するようになり、骨髄球myelocytesとなる。さらに後骨髄球late myelocyte or metamyelocyteを経て、顆粒球へと分化する。

 巨核球は複雑に分葉した核lobulated nucleus(染色体数は普通の二倍体細胞の8 倍をもつものが多い)をもち、細胞質は淡赤紫色ないし淡青灰色を呈している。洞様毛細血管sinusoidal capillaries(単に類洞sinusoidともいう)内には成熟したblood cellsが入っている。

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